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腱鞘炎の症状と対策と治し方|指や手首が痛い人は要チェック!

2016/09/02

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パソコンなど指や手首をよく使う仕事をしている人に多い腱鞘炎は、誰でも発症することのある病気です。

最初はそれほど気にならない痛いでも、悪化すると動かすたびに痛くなったり、腫れて熱をもったりして、箸をやペンを握るだけでも激しい痛みを感じるようになります。

最悪の場合、指や手首を動かせないほどの激痛となり、手術が必要になることもあります。

今回は、自分でできる腱鞘炎の対処法と予防法を紹介します。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎とは、指や手首を使いすぎたことで、手の「腱(けん)」や「腱鞘(けんしょう)」などに負担がたまり、炎症が起きている状態です。

腱は腱鞘の中にあり、腱鞘が炎症を起こすことで腱が腱鞘に圧迫されるので、関節を動かすたびに摩擦が生じ、指や手首を動かしにくくなったり、痛みを伴います。

また、女性ホルモンが原因で腱鞘炎になることもあります。

「プロゲステロン」という女性ホルモンは妊娠や出産を助けるホルモンですが、出産後は出産で動いた骨盤や骨を元の位置に戻すため、腱鞘を収縮させる働きがあります。

腱鞘が収縮することで腱との間に摩擦が生じ、腱鞘炎を引き起こしやすくなります。

「エストロゲン」という女性ホルモンは閉経後に減少することにより、腱や腱鞘の弾力性や柔軟性がなくなり、腱鞘炎を引き起きやすくなります。

腱鞘炎には主に次の2つがあります。

  • ドケルバン病
  • バネ指

ドケルバン病

手首の親指側にある「手背第一コンパートメント」という部位の腱鞘に炎症が起こる病気です。

親指の使い過ぎで起こりやすく、次のような特徴があります。

  • 親指が思うように動かせない
  • 親指の根元あたりが腫れる
  • 親指の曲げ伸ばしをすると強く痛む
  • 手首を動かすとだるい感覚がある

ドケルバン病には「アイヒホッフテスト」という検査があり、

  1. 親指をこぶしの中に入れてグーを作る
  2. 親指側が上になるように、腕を前に伸ばす
  3. 手首を小指側(下方向)に曲げる

これで痛みを感じる場合は、ドケルバン病である可能性が高いです。

バネ指

指にある「靱帯性腱鞘」に炎症が起きる病気です。

指を伸ばそうとした時に“バネがはじけるような感覚”があることから、バネ指と呼ばれていて、次のような特徴があります。

  • 指の付け根が腫れる
  • 指の曲げ伸ばしをすると痛みがあり、引っかかったような違和感を感じる
  • 朝に痛みが強く、指を動かすと徐々に痛みが和らぐ
  • 指の関節がこわばり、動かすとを動かすとだるい感覚がある

腱鞘炎には早めの対処!自分でできる対処法

腱鞘炎自体は危険な病気ではないですが、放っておくと悪化して手術が必要となったり、慢性化して再発しやすくなったりします。

腱鞘炎かもしれないと思ったら、早めの対処が大切です。

冷やす

激しい痛みや腫れて熱をもっている場合の応急処置は、患部を冷すことです。

痛みを感じる神経を麻痺させて痛みを和らげ、一時的に血行を抑えて炎症が広がるのを防ぐ効果があります。

急性期を過ぎてから冷やすと、血行や新陳代謝が悪くなったり、周辺の筋肉が硬くなって神経を圧迫して逆効果になるので注意が必要です。

固定

腱鞘炎が軽い場合は、患部を動かさないように安静にして過ごせば自然に治すことができます。

腱鞘炎の原因は指や手首の使い過ぎですので、サポーターやテーピングで患部をしっかり固定して手を休ませることで回復します。

長期間固定していると血行が悪くなって周辺の筋肉がこり固まり、回復しにくくなるので注意が必要です。

温める

痛みが和らいできたら、お風呂や優しいマッサージをして患部を温め、血行を良くして組織の回復を促進させます。

患部に痛みや腫れて熱をもっている場合は、逆効果になるので注意が必要です。

上記の対処法を試しても痛みが続く場合は、整形外科での診察をお勧めします。

主に薬の処方と注射によって炎症をおさめる保存療法が多いですが、症状が重い場合は患部を切開して腱鞘を切り開き、腱の圧迫を取り除く手術が必要になります。

簡単にできる腱鞘炎の予防法

腱鞘炎を予防するには、手を休ませることとストレッチが有効です。

特にパソコンなど指や手首をよく使う仕事をしている人は1時間おきに休憩して、指や腕、肩などのストレッチをすることをお勧めします。

また、パソコンのキーボードやマウスには「エルゴノミクスデザイン」という身体の負荷が減るように考えられたものや、手首をのせる「リストレスト」といわれるクッションもあるので、これらを使うことで長時間の作業でも疲れにくくなります。

まとめ

腱鞘炎は指や手首の使いすぎで起こるので、筋力が不足すると少しの動作であっても筋肉を酷使することになるため、腱鞘炎を引き起こしやすいです。

また、女性ホルモンのバランスが崩れやすい「出産後」や「閉経後」の女性は腱鞘炎を引き起こしやすいです。

一度腱鞘炎を悪化させてしまうと完治は難しいので、早めの適切な対処が大切です。

  1. 急性期は冷す
  2. 固定して安静にする
  3. 急性期を過ぎたら温める
  4. 改善されなければ整形外科を受診

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