ランニングは朝と夜どちらが効果的?時間帯で全く違う効果とは!?
2016/09/03
ランニングは習慣化することで健康維持やダイエット、脳の活性化、ストレス解消など様々な効果があるので、ランニングを始める目的や目標も十人十色です。
よく、朝のランニングと夜のランニングではどちらが良いという質問を目にしますが、それはランニングをする目的によって変わってきます。
朝にランニングするのと夜にランニングするのでは様々な効果の効力が変わってきますので、自分の目的に合った時間帯を把握して、効率良くランニングすることで、納得のいく成果を得られやすいです。
今回は朝のランニングと夜のランニングそれぞれのメリットを紹介します。
朝のランニングのメリットと注意点
体脂肪燃焼効率が良い
朝は1日のうちで最も体温が低い状態ですが、ランニングにより体温を上げることで、代謝が良くなり、脂肪燃焼率が高くなります。
朝に代謝が良くなると、日中もちょっとした活動で脂肪燃焼率が高くなります。冷え性改善にも効果的です。
また、起床直後は空腹で血糖値が低く、炭水化物が体の中にないため、脂肪がエネルギー源として使われやすい状態ですので、有酸素運動をすることで脂肪を短時間で効率的に燃焼させることができます。
脳の活性化
朝にランニングすることで血流が促進され、脳へ酸素やエネルギーが十分に供給されるので、脳が活性化します。
朝にランニングすると仕事や勉学などのモチベーションが上がり、活動能率が上がるという実験データもあります。
空気が澄んでいる
気温が低い早朝は大気中にごみやチリが浮遊しずらいため、空気がきれいに澄んでいます。
ランニングは有酸素運動ですので、たくさんの酸素を吸い込みます。
ごみやチリで汚れた空気を吸い込むより、きれいに澄んだ空気を吸い込むほうが体には断然良いです。
注意点
朝は体温が低かったり筋肉が硬くなっているので、身体に負担をかけやすいです。
ランニングをする前には、ストレッチなど十分な準備運動を行いましょう。
ランニングの前に軽いストレッチをして足や腹や背中の筋肉を刺激すると、筋肉が活性化され、より脂肪が燃焼しやすくなります。
また、朝は血糖値が低い状態のため、注意力が散漫になり事故の危険性が増したり、水分不足で血中濃度が濃くなり、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が増します。
ランニングをする前には十分な水分補給を行い、ランニング中にも水分が不足する前に水分補給を行いしましょう。
走りすぎて仕事や勉学に支障がでるほど疲れないように注意しましょう。
夜のランニングのメリットと注意点
ストレス解消に効果的
夜にランニングすることで日中に溜まったストレスを運動による刺激で発散でき、次の日に持ち越さないため、ストレスが解消されます。
朝に比べて、体が起きていて動かしやすいので、長くランニングを楽しむことができます。
質の良い睡眠を促す
人間は活動時に体温が上がり、休息時に体温が下がり、この体温の温度差が大きいほど質の良い睡眠をとりやすくなります。
夜にランニングすることで体温が上がり、心地良い体の疲労感も得られるので、質の良い睡眠をするには効果抜群です。
時間の確保がしやすい
忙しい朝に比べて、帰宅してから就寝までは自由な時間が多いためランニングに余裕を持って時間を割くことができます。
朝よりも夜にランニングする人が多い一番の理由は、時間が確保しやすいからです。
特に20時~22時の間にランニングする人が多いです。
注意点
夜は暗いので、車などからランナーは気付かれにくく、交通事故の危険性が増します。
反射する素材を使った白色か蛍光色のランニングウェアーやライトが交通事故防止に効果的です。
夜のランニングは暗くて地面をよく確認できないので、転倒の危険性も増します。
決まった安全なルートを走るようにしましょう。
また、夜は犯罪が多い時間帯ですので、犯罪に巻き込まれる危険性が増します。
外灯の設置された一般道をランニングコースに選ぶようにして、全く人気がないような場所は避けましょう。
防犯ブザーを携帯してランニングをするのも良いでしょう。
まとめ
日頃からランニングをしている人も、これから始めようとしている人も、必ず何らかの目的を持っているはずです。
自分の目的に合った時間帯にランニングをすることで効率的に成果を得られます。
仕事や勉学などの活動能率の向上やダイエットが目的の場合は朝にランニングをして、質の良い睡眠やストレス解消が目的の場合は夜にランニングをするのが効率的です。
しかし、ランニングで一番大切なのは継続することです。
ダイエットがしたいから無理に朝のランニングをしても長くは続きません。
ランニングには他にも免疫力を高めたり、美肌効果など様々な効果があるので、自分が負担に感じない時間帯にランニングをして、まずは長く続けることを心がけましょう。
朝のランニングも夜のランニングも食事の前に走るのが良いとされています。