寝ても休んでも疲れが取れない!そのダルい疲労感の原因と解消法
2016/09/03
疲労は身体の異常を教えてくれますが、寝ても休んでもとれない疲れに悩まされている方も多いようです。
疲労感の原因には様々なものがあるため解消するためには原因を理解する必要があります。
なぜ疲れがとれないのか、どうしたら疲れがとれるのか、今回はそんな寝ても休んでもとれない疲労感について説明します。
疲れがとれない原因
寝ても休んでも疲れが取れない原因は様々で、場合によっては病気が潜んでいることもあります。
- 睡眠の質が悪い
自分では眠ってるつもりでも、脳は眠れていなかったりすることがあります。
熟睡できないと疲れがはとれにくいです。 - 自律神経の異常
交感神経と副交感神経は交互にバランスをとりながら働いていますが、何らかの理由で副交感神経だけがずっと優位で交感神経がうまく働いていないと疲れを感じます。
自律神経は季節の変わり目に異常を起こしやすいです。 - ストレスが溜まっている
ストレスが溜まっていると、疲労感や倦怠感を感じることがあります。
また、自律神経のバランスを崩したり、睡眠の質が悪くなります。 - ホルモンバランスの崩れ
生理前や生理中に女性ホルモンのバランスが崩れることにより、眠たくなったり、疲れやすかったり、疲れがとれにくくなります。 - 水分不足
体内の水分が不足すると、代謝が落ちたり、老廃物が排出できなくなり、疲労感や眠気を感じることがあります。 - 栄養不足
栄養が偏ったりミネラルやビタミンが不足すると、疲労感や倦怠感を感じることがあります。 - 糖質の過剰摂取
甘い物を食べれば疲れがとれると言われていますが、糖質を過剰摂取すると代謝が落ち、疲労感を感じます。 - 暴飲暴食
内臓に負担をかけると内臓が疲れを感じ、様々な箇所に疲労がでてきます。
特にアルコールは、疲れをとる働きをするビタミンB群を消費します。 - 風邪の前兆
風邪の前兆で疲れやすいと感じる人もいます。 - 夏バテ
暑さで体力を消耗し、食欲も低下することにより、疲れが溜まりやすくなります。 - 貧血
貧血の場合はとても疲れやすく、疲れがとれにくいです。
疲労感に潜んでいる病気
慢性疲労症候群
慢性疲労症候群になると、日常生活が送れないほどの疲労感や倦怠感が約6ヶ月以上続きます。
このような症状を訴える方もいますが現在のところ原因不明で病理学的に完全には定義されていません。
自律神経失調症
食事や睡眠など生活習慣の乱れ、ストレスなどにより自律神経のバランスが崩れると様々な症状がでます。
その中でも特に多い症状が慢性的な疲労感です。
うつ病
ストレスを溜めすぎると脳内の神経伝達物質の分泌異常が起こり、うつ病になります。
うつ病になると、睡眠障害や疲労感、倦怠感などの症状がでます。
睡眠時無呼吸症候群
肥満やいびきをかく人に多く、睡眠中に何度も無呼吸の状態に陥ることにより、睡眠の質が悪くなり疲れがとれにくくなります。
突然死の原因にもなりうる危険な病気です。
糖尿病
糖尿病になると細胞が栄養不足を引き起こし、疲れやすくなったり疲れがとれにくくなります。
脳梗塞の前兆
脳の血管が詰まったり血流が悪くなり、脳組織が酸素欠乏や栄養不足になることで、倦怠感を頻繁に感じることがあります。
寝ても休んでもとれない疲労感の解消法
肉体的な疲労も精神的な疲労も生活習慣を改善することで解消できます。
質の良い睡眠をとる
夜10時から深夜2時が睡眠に最も良い時間帯で、自律神経のバランスが整いやすいと言われています。
夕食は腹八部目にし、カフェインを控えたり、ゆっくりお風呂に浸かるなど、質の良い睡眠をとれるように努力することも大切です。
栄養バランスのとれた食生活
栄養が不足すると疲れやすくなったり、疲れがとれにくくなるので、不足しがちなミネラルやビタミンなどを積極的に摂ると効果的です。
また、糖質は白米やパン、麺類に含まれていて過剰摂取しがちですので、注意が必要です。
ゆっくりお風呂に浸かる
温かいお湯に浸かると血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれるので、肉体的な疲れがとれます。
また、筋肉の緊張がほぐれることで、質の良い睡眠をとりやすくなります。
適度な運動
衰えた筋肉は疲れやすくなります。
ウォーキングやジョキング、ストレッチなど程度な運動をすることで、新陳代謝と筋力が上がり、疲れにくくなります。
ストレス発散
ストレスを感じると身体の疲れが蓄積されます。
ストレスの対象が明確なら、まずストレスの根本的な原因を解決しましょう。
何にストレスを感じているか不明な場合は、意識をそらすために何かに没頭したり、楽しい時間を過ごして気分転換すると良いです。
スカッと気分をリフレッシュ!気分転換に効果テキメンな13個の方法も参考になります。
まとめ
疲れがとれない原因は様々ですが、どれも生活習慣と結びついています。
上記の解消法を試しても疲れが改善されない場合は、病気や疾患が潜んでいる可能性が高いので、無理をせず医療機関での診察をお勧めします。