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肥満は病気の元凶!?知らないと怖い肥満と病気の関係

2016/08/28

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厚生労働省の調査によると、日本の成人のうち肥満者の割合は約25%で(男性は約30%、女性は約20%)4人に1人が肥満となっています。

また、日本人の死因の3分の2をがんと動脈硬化が占め、その初期段階に肥満が大きく関わっています。肥満は美容上の問題だけでなく、体にも悪影響を及ぼすのです。

今回は肥満と病気の関係について書いていきたいと思います。

肥満とは

見た目が太っている人のことを肥満だと言いますが、肥満症とは肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態をいい、疾患単位として取り扱います。

BMIが25以上の状態の人のことを肥満と判定し、このBMIはbody mass indexの略で、BMIは[体重(㎏)÷身長(m)2]で求めることができます。

また、BMIは高すぎても低すぎても病気になりやすく、22の状態が最も病気になりにくいベストな状態であると言われています。

肥満と生活習慣病

生活習慣病はその名の通り、偏食や運動不足、喫煙、ストレスなど発症や進行に深く関わっています。

代表的なものに高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満があり、これらは「死の四重奏」と呼ばれていて、単独でも恐ろしい病気ですが、重複するとさらに命にかかわる重大な病気になる可能性を引き上げます。

高血圧

肥満の人は太った体のすみずみまで血液を送らなければならないため血液の循環が増え、通常より心臓は高い圧力で血液を押し出す必要が生じます。

また、内臓脂肪から「TNF−α」と「アンジオテンシノーゲン」という物質も分泌されます。

「TNF−α」は腎臓の機能を低下させるインスリンを大量に分泌させ、塩分がうまく排泄されなくなり、血圧を上昇させます。

「アンジオテンシノーゲン」は末梢血管を収縮させて、血圧を上昇させます。

糖尿病

糖尿病は血糖値が増え、血管や神経に障害が出る病気です。

血糖値はインスリンというホルモンによって調節されていますが、肥満で正常より大きな体に大量のインスリンを送り続けると「インスリン抵抗性」が生じ、インスリンの働きが悪くなるために血糖値が高くなります。

また、内臓脂肪が増えると、インスリンの働きを悪くする「TNF−α」という物質がたくさん分泌されると、ブドウ糖が細胞に取り込まれにくくなり、糖尿病になりやすくなります。

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態のことで、肥満は脂質異常症の最大の原因だと言われています。

脂質異常症になると血液の粘土が高くなり、動脈硬化を引き起こしやすくなります。

肥満が原因となる病気

高血圧、脂質異常症、糖尿病と肥満を複合する状態を、医学的にメタボリックシンドロームと総称し、がん、脳血管疾患、心臓病の3大死因のリスクを上げ、他にも様々な病気の原因にもなります

心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中、狭心症

肥満になるとコレステロールと内臓脂肪が増えます。

コレステロールが増えると血管の内腔を狭くし血液の流れが悪くなり、内臓脂肪は増えると血液を固まらせる作用があるPAI−1という物質を分泌し、動脈硬化のリスクを高めます。

また肥満の人は、糖尿病、高血圧、脂質異常症になりやすく、これらの病気はすべて動脈硬化のリスクを高めます。

動脈硬化が心臓の血管で進行すれば「心筋梗塞」に、脳の血管で進行すれば「脳梗塞」になります。

梗塞という状態は動脈が詰まって、そこから先の部分に血液が行き渡らなくなり、臓器の一部が死んでしまう状態を言います。

脳梗塞になると、認知症、麻痺、言語障害などを引き起こす可能性もあります。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は加齢によって起こりやすい病気ですが、体重が重くなり膝に大きな負担をかけやすい肥満の人にも起こりやすいです。

膝関節でクッションの役割を果たしている軟骨がすり減ったり、なくなったりして、膝関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして、痛みが生じる病気です。

軟骨がすり減ったり、なくなったりすると元には戻らず、症状がひどい場合には人工関節をつけることもあります。

50歳以上で肥満の女性に多いと言われています。

睡眠時無呼吸症候群

太っている人はイビキをかいて寝ているイメージがあると思いますが、肥満になると過剰な脂肪が体だけでなく喉頭から頸部にまで蓄積し、喉を塞いでイビキが出たり睡眠時無呼吸症候群を起こします。

睡眠時に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群になると、突然死の原因になるだけでなく、低酸素状態になるので睡眠の質を低下させてしまい、十分な睡眠が得られなくなるので、日中も眠気に襲われたり、判断力や集中力が低下したりします。

また、心疾患や脳血管障害のリスクを高めます。

ホルモン異常

乳がんは卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンにさらされる時間が長いほど発症しやすく、肥満だと過剰な脂肪細胞が血中のタンパク質の増加を妨げてしまい、エストロゲンがタンパク質に結合できず血液中に増えすぎてしまうので、肥満は乳がんのリスクを高めます。

また、肥満だとインスリン抵抗性の増加による高インスリン血症が、副腎での男性ホルモン産生を増加させることなどの変化が、ホルモン異常を引き起こし、排卵障害や月経異常をきたします。

まとめ

肥満は様々な病気になるリスクを高めますが、反対に言えば肥満を防げば病気を予防できます。

また、BMI18.5未満の「やせ」も感染症や胃腸系の病気、貧血、風邪、生理不順などになりやすいので、病気を予防するには肥満でもやせでもなく、適正体重を維持することが重要です。

-ダイエット, ヘルスケア

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