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沢山ある「大きい」「多い」 という意味の英単語の一覧と使い分け

2017/01/30

英語を学習していく中でこんな疑問を持ったことはありませんか。

「big」「large」と言う単語、これらはどちらもに「大きい」という意味です。
ただ一般的な訳だけを意味だけ知っても「2つは何が違うのか」とモヤモヤした気持ちになりますね。

さらにこれらの疑問は「big」と「large」という2つの単語にとどまりません。
1つの日本語に対して多くの英単語がヒットすることはよくあります。

特にここで挙げた「大きい」という表現や「多くの、たくさんの」と言う表現は似たような単語のが多く存在し、その使い分けに迷ってしまいます。

今回は類語が多く存在し戸惑いやすい「大きい」「多い」という表現の使い分けを中心に解説していきます。

「大きい」という意味の英語表現

「大きい」という意味の単語で特に使用する機会が多いのが「big」と「large」です。
ほぼ同じ意味で使うことができる「big」と「large」ですが完全に同じという訳ではありません

この2つの単語の違いを説明した後、それ以外の単語の一覧も紹介したいと思います。

「big」と「large」の違いと使い分け

まず一般的な認識として

  • 「big」は主観的で口語的な表現
  • 「large」は客観的でフォーマルな場面で好まれる

という印象があります。
もちろんこれらは文法上のルールという訳ではありませんから、フォーマルな場面で「big」を使ってはいけないということではありませんし、実際に使われています。

これらの違いは少し曖昧なものですが、もっとはっきりした違いもあります。
状況によって「big」しか使わない場合や「large」しか使わない場合もあります。

「big」を使うとき

「large」ではなく「big」が好んで使われる状況には次のようなものがあります。

「重大さ」を表す表現
  • a big mistake(大きなミス)
  • a big failure(大失敗)
  • a big success(大成功)
年齢の大きさを表す表現
  • a big brother(兄)

「large」を使うとき

「large」が好んで使われる対象には次のようなものがあります。

衣料品などのサイズを表す表現

服のサイズの表記に「L・M・S」といったものがありますよね。
これは「large」の「L」です。

このように衣類などのサイズの大きさに対しては「big」ではなく「large」を使うのが普通です。
これは「big」が主観的な表現で「large」が客観的な表現だということにも関係しています。

「L」サイズの服というのは、誰かが個人的に大きく感じるサイズではなく、一般的、客観的にみて大きいサイズだからです。

面積が大きい(広い)ことを表す表現

面積が広いという意味では「large」が使われる傾向があります。
しかし、天井が高く巨大な空間という場合は「big」が好まれる可能性があります。

This room is larger than that one.
この部屋はあの部屋よりも大きい。

数量が大きい(多い)ことを表すとき

この後に紹介する「多い」という表現にも関係しますが、数値の大きさを表す場合は「large」がよく使われます。

例えば人口が多いことを 「a large population」と表現します。

「大きい」という表現一覧

ここまで「big」と「large」の使い分けについて解説しましたが、「大きい」という意味の単語にはそれ以外のものもたくさんあります。

big - 大きい

主観的で口語的な表現です。

large - 大きい

客観的でフォーマルな場面で好まれます。

great - 大きい・偉大な

「偉大な」というように驚きや尊敬の念が含まれることもあります。

huge - 巨大な・莫大な

巨大な、莫大なという意味の通り「大きい」のさらに上を行く表現です。
「big」を誇張した表現とも言えます。

enormous - 莫大な・ずば抜けた

「enormous」に含まれる「norm」には「標準」という意味があります。
そこから規格を外れた、つまり「ふつうを超えた、異常に大きい」という意味になります。

金額の大きさも表すことから「多い」という意味でも使われます。

sizable - 相当の大きさ・量の

あまり日常会話では使われない単語です。
大きさだけでなく量が多いときにも使われます。

「多い」という意味の英語表現

次に「たくさんの」「多くの」という表現を解説します。

数量を表す表現ではまず「many」と「much」の使い分けについて理解する必要があります。
それに加えて「a lot of」という便利な表現もあります。

これら3つの表現について解説した後、単語の一覧を紹介します。

「many」と「much」の使い分け

「many」と「much」はどちらも「多くの」という意味を持つ単語ですが、明確に使い分ける必要があります。

両者の違いは「many」は可算名詞を修飾する際に使われ、「much」は不可算名詞を修飾する際に使われるという点です。

可算名詞とはそのままでも数を数えることができる名詞で、物理的な物体である場合が多いです。

一方、不可算名詞は形状が定まっていないものが多く、「グラム」や「リットル」などの単位を使わないと量が表せないような名詞です。
飲み物など液体が代表的ですが「お金」というのも「円」や「ドル」という単位なしにはカウントできませんから不可算名詞ということになります。

しかし、このような考え方は全ての名詞に当てはまるわけではないので可算名詞と不可算名詞を見分けるにはコツが必要になります。

関連:可算名詞と不可算名詞の考え方と見分け方

「many」を使う表現

「many」の後には可算名詞を置きます。
このとき、可算名詞には単数形と複数形の形がありますから、複数形を置くことに注意してください。

  • many books(本)
  • many people(人々)
  • many questions(質問)

「much」を使う表現

「much」の後には不可算名詞を置きます。
不可算名詞には複数形がありませんから、間違って単語の最後に「s」を付けないように気をつけましょう

  • much water(水)
  • much money(お金)
  • much furniture(家具)

「furniture(家具)」という単語も複数形にできません。
「家具」という言葉からだけでは、ソファなのかテーブルなのか机なのか、何を指しているのかわからないのです。

このようにその単語だけだと、いろいろな物を思い浮かべられてしまうような単語も不可算名詞になります。

このように複数形にできない名詞を不可算名詞と言います。

「a lot of」はどちらも使えて便利

「many」と「much」の使い分けは慣れるまではとても煩わしく感じてしまいます。

そんなときに便利なのが「a lot of」という表現です。
なぜなら、「a lot of」は後に続く単語が可算名詞でも不可算名詞でも関係なく使うことができるからです。

つまり「a lot of」は「many」と「much」どちらの代わりも務めることができるので、極端な話をすると全てに「a lot of」を使ってしまえば文法的に間違うことはないということです。

  • a lot of water(水)
  • a lot of books(本)

また、「a lot of」によく似た表現に「lots of」というものがあります。

これについても「a lot of」と同じように使うことができます。
「a lot of」の「lots of」違いは厳密に定義されておらず人によって感じ方が異なるというのが現状です。

「lots of」のほうがよりくだけた表現に聞こえるという意見は多いようですが、そこまで慎重に使い分ける必要はありません

「多い」という表現一覧

「多い」という意味の表現もたくさんありますから一覧で見てみましょう。

複数の単語で構成されている表現もありますがよく使われる慣用句ですから覚えておきましょう。

many

可算名詞に対してのみ使われます。

much

不可算名詞に対してのみ使われます。

a lot of (lots of)

可算名詞、不可算名詞どちらにも使用できます。
さらに、カジュアルにも感じますがビジネスシーンなどで使用しても失礼に当たらないため非常に便利な言葉です。

a large number of

「たくさんの」「多くの」という意味で使われますが、「large」を「great」に変えても同じ意味になります。

a great deal of

「非常に多くの」という意味の表現で「a large number of」よりもさらに量が多い印象があります。

plenty of

本来の意味は「十分な量の」という意味ですが、意訳すると「たくさんの」「多くの」と表現されることが多いです。

numerous

「おびただしい」という意味の単語で、他の表現と比べても特に量の多さが誇張されている印象です。

quite a few

意味を取り間違えやすい要注意のフレーズです。

「few」は「少ない」で、「quite」は「非常に・完全に」という形容詞を強める意味を持つ副詞です。
しかし不思議なことに「quite a few」とすると「かなり多数の」と逆転したような意味になります。

これは論理的に理由を説明することは難しい問題ですから深く考えずに「quite a few = かなり多数の」と慣用句として覚えましょう。

まとめ

たくさん存在する「大きい」「多い」という表現について解説しました。

大きいという意味では「big」と「large」がよく使われますが、「big」は主観的、「large」は客観的というように厳密なニュアンスは異なります。

この2つに加えて「great(大きい・偉大な)」「huge(巨大な)」などを覚えておくと良いでしょう。

「多い」という意味では「many」「much」「a lot of」などがよく使われます。

「many」は可算名詞にのみ、「much」は不可算名詞にのみ使用できますが、どちらに対しても使用できる「a lot of」は便利な言葉と言えます。

これら「大きい」「多い」という表現はたくさんありますから、余裕があれば他の表現も覚えていくようにしましょう。
こういった類似の表現はひとかたまりにして一緒に憶えてしまうというのも良い学習法の1つです。

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