英語の杜

英語学習のツボを突く世界一役立つ英会話情報サイト

英会話Tips 英文法

No more cry?歌詞でよく聞く「no more」の意味と使い方

2016/09/12

di_img_5771_tp_v

音楽を聞いているとき「No more cry」などと言う表現をしばしば耳にしますね。この「no more」とは一体どんな意味なのでしょう。

今回は「no more」の意味と使い方を解説するとともに、その他の似ている表現と比較してみましょう。

no more の意味と使い方

「no more」の意味は「それ以上(もはや、二度と)~しない、これ以上~はない」で、様々な使い方ができます。

He'll commit a crime no more.
彼は二度と犯罪を犯さないでしょう. (二度と~しない)

I am full, and I can move no more.
満腹なので、もうこれ以上動けない。 (これ以上~ない)

It’s no more than six minutes from here by taxi.
タクシーでならここから六分もかからない。(それ以上~ない)

Hi, Can I have a cheeseburger please?
チーズバーガー1つお願いします。

I’m afraid, there is no more cheeseburger today.
申し訳ございません、チーズバーガーは今日はもう売り切れました。  (これ以上~ない)

「no more」の対象を人にすると、「死んだ」という意味になります。

She is no more.
彼女はもうこの世にいない。

また、「no more」は「not any more」に置き換えることができます。

もうポケットの中にはチョコレートがない。
There is no more chocolate in my pocket.
There is not any more chocolate in my pocket.

似た表現 no longerとの違い

「no more」と「no longer」はどちらとも「もはや~ない」と言う意味なので、置き換えることもできますが、以下のようにニュアンスの違いがあります。

  • no more : 数量・程度を表す
  • no longer : 期間を表す

There is no more potato chips.
もうポテトチップスはない。  (売り切れ:数量がない)

There is no longer potato chips.
もうポテトチップスはない。  (もう販売していない:期間でない)

「no more」は物が切れていてないというときに使われることが多く、基本的には一般動詞を後ろに置くことはないです。

There is no more banana chips.
もうバナナチップスはないです。

I no longer have banana chips.
私はバナナチップスをもう持っていない。

no moreの文法的な注意点

これまでを踏まえて再び「No more cry」を見てみましょう。何か気づくことはないでしょうか。

前述のように「no more」は直後に動詞の原型を置くことはありません。
しかしこの場合「cry」という動詞が直後に使われているように思われます。「No more cry」はどのような文法で構成されているのでしょうか。

実は「No more cry.」の「cry」は「泣く」という動詞ではなく「泣くこと」という名詞だったのです。これによって「もう泣くことはしないで」という意味になります。

また「no more」の副詞的な使い方として「cry no more」というように動詞を後ろから修飾することは可能です。このときの「cry」はもちろん名詞ではなく「泣く」という一般動詞です。

まとめ

基本的に「no more」の後ろには一般動詞を置かないので、「No more cry」のcryは動詞ではなく、「泣くこと」という名詞です。

したがって「もう泣くことない」⇒「もう泣かないで」という意味になります。

「no more」は数量・程度を表し、「no longer」は期間を表すので、「もはや~ない」という同じ意味でも状況によって使い分ける必要があります。

-英会話Tips, 英文法

目次に移動