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英文法

英語の助動詞「may・might」の使い方|ネイティブが持つイメージを掴もう

2016/12/22

英語の助動詞の中でもよく使われるものに「may」と「might」があります。

「might」は文法的には「may」の過去形だと説明されることもあります。
もちろんこれは事実なのですが、実際の英会話では「may」の過去形として使われる場合は極わずかです。

では実際の会話ではどのように使われているのでしょうか。
「may」と「might」これらの助動詞を使った表現は日常会話においても必須ですからしっかりと覚えておきましょう。

「may」の意味と使い方

「may」には主に「可能性」や「推量」を表す用法と、「許可」を表す用法の2つがあります。それぞれの用法を詳しく見ていきましょう。

"かもしれない" 可能性を表す「may」

「may」の用法として使う頻度が高いのが「~かもしれない」という意味の使い方です。
これは可能性や推量を表す用法です。

自分の話すことにあまり自信がないときには「may」を使うのが便利です。

I may be late this evening.
今晩は遅くなるかもしれない。

That may be Ken.
あそこにいるのは多分ケンだろう。

「~かもしれない」と言っても、その確信度は話し手によって多少の個人差はあります。

日本語でもそのときの状況によって、可能性が高い時に「~かもしれない」と使うこともありますし、可能性が低い時に「~かもしれない」と言ったりしますよね。
通常、話し手の自信の度合いを読み取るには、表情や話し方を見て判断します。

一方で英語の場合「かもしれない」「たぶん」という可能性の低さを表現する単語がたくさんあり、その単語ごとに一定の確率がある程度決まっているので話し手の使った単語によって確信の度合いを判断することもできます。

「may」の確信度はおおよそ50%です。
まさに「そうかもしれないけど、そうではないかもしれない」という曖昧な感じです。

例文に当てはめてみると、1つ目は「定時通り帰れるかもしれないし、残業で帰りが遅くなるかもしれない」、2つ目は知り合いと思われる人が遠くにいて「多分ケンだと思うけど、違うかもしれない」とどっちつかずな感じになります。

"してもよい" 許可を表す「may」

「may」のもう一つの意味として「~してもよい」という許可を表す用法があります。

「~してもいいですか?」と許可を求める時にもよく使われます。
許可を求める際には「May I ~?」というように尋ねます。

May I ask a question?
質問してもよろしいですか?

「May I ~?」と「Can I ~?」の違い

許可を求める「May I ~?」によく似た表現に「Can I ~?」という表現もあります。
どちらも「してもいいですか?」という許可を求める際によく使われますが、ちょっとした違いもあります。

「May I ~?」という表現はは「may」が「許可」を表すことから厳格な印象になり目上の人に許可を求めるような場合によく使われます。
「許可していただけますか?」といった印象です。

「Can I ~?」という表現は「can」が「可能」を表すことから「できるか、できないか」という意味で「~できますか?(=してもいいですか?)」というニュアンスになります。
友達や家族といった身近な人に許可を求めるときにはこちらが適切です。

「might」の意味と使い方

次に「might」の意味を説明します。

「might」は「may」と似たような意味で使われ、文法上は「may」の過去形と位置づけられています。
しかし「might」には「許可」の意味はなく「~かもしれない」という「推量」を表す用法しかありません

また、「may」の過去形と言えども過去の事柄についてのみに使われるのではなく、むしろ未来の事柄について述べる際によく使用されます

では「かもしれない」という意味の「might」は「may」と何が違うのでしょうか。

その違いは確信度です。
「may」は約50%の確信度だと先ほど述べましたが、「might」はそれよりも低い確率を表し、感覚的には30%以下の確信度と言えます。

I might be late this evening.
ひょっとしたら今晩は帰りが遅くなるかもしれない。

That might be Ken.
もしかするとあそこにいるのはケンかもしれない。

「may」の解説で紹介した例文を「might」に変えてみました。
日本語訳ではあまり違いが表現ができませんが、実際の会話では「話し手は余程自信がないんだな」というのが伝わります。

まとめ

「may」には「可能性・推量」を表す用法と「許可」を表す用法の2つがあります。

「might」には「~かもしれない」という「可能性・推量」の意味しかありません。

「可能性」を表す「may」と「might」の違いは主に確信度の違いです。
「may」は50%程度、「might」は30%程度の確信度と言えます。

「may」は場合によっては「許可」とも「可能性」とも取れることがあります。

You are an adult, but you may cry.

[許可]もう大人だけど泣いてもいいんだよ。
[可能性]もう大人だけど泣くこともあるだろう

このような場合はそのときの状況や話の流れから判断するしかありません。
自分が話す際に「~かもしれない」と「可能性」表現したい場合に紛らわしく感じたら「might」を使ってしまっても問題ありません。

また実際に会話をする際は「この時は”may”で、この時は"might"を使うんだ」という意識にとらわれる必要はありません。
話し手の意図というのは言葉だけでなく表情や話し方で十分に伝えることができますから恐がらずにどんどん使ってみてください!

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