「痩せた・太った」は英語で何て言う?ダイエットや体型に関する英会話表現
2017/01/31
近年では自分の体重や体型を気にしている人は多いようで「ダイエット」という言葉をよく聞きます。
この「ダイエット」という言葉は「diet」が語源ですが、英語でも同じ意味で使えるのでしょうか。
また、会話の中でよく聞く「痩せた」「太った」という表現がありますが、これらは英語でどのように表現するのでしょうか。
今回はダイエットや体型に関する英語表現を解説していきます。
ダイエットや体型に関する表現一覧
「痩せた」の英語表現
ではまず「痩せた」という表現から紹介していきます。
lose weight (痩せる)
英語で「痩せた」を表現するには「lose weight」と言います。
「lose」は「失う」「なくす」という意味の動詞です。
「大切なものをなくす」という意味だけでなく「不要なもの」に対しても使います。
「weight」は「重量」や「重いもの」などの意味を待つ名詞ですがここでは「体重」を表します。
このことから分かるように「lose weight」は「余分な体重をなくした(減らした)」ということで「痩せた」という意味になります。
I have lost weight recently.
私は最近痩せました。
look thinner (細く見える)
「look thinner」は「前よりも細く見える」という意味の表現です。
「thinner」は「thin」の比較級ですが、「thin」は「細い」「薄い」という意味の形容詞です。
あえて「前よりも」という比較対象を出さなくても「You look thinner.」と言えば「前より細くなったね」と表現できます。
「太った」の英語表現
次に「太った」という表現を見ていきます。
「太った」という意味では主に3つの表現がありますが、どれも一般的でよく使われる表現で大きな違いはありません。
また、言うまでもありませんが「太った」と面と向かって伝える表現は相手を不快な気分にしてしまうこともあります。
使う相手や言い方には気をつけてくださいね。
get fat (太る)
「fat」は「太った」という意味の形容詞です。
「get fat」とすることで「太った状態になる」という意味になります。
「get」を使う場合「get weight」という表現はしませんので注意しましょう。
I'm getting a little fat.
ちょっと太ってきている。
gain weight (体重が増える)
「gain」は「得る」「手に入れる」という意味の動詞です。
「体重を得る」ということで「太った」ということになります。
He is easy to gain weight.
彼は太りやすい。
put on weight (体重が増える)
「put on weight」も同じように「太った」という意味で使われます。
直訳すると「体重を身につける」というような意味になります。
Did you perhaps put on a little weight?
もしかしてちょっと太った?
「ダイエット」の英語表現
「ダイエット」はもともと英語の「diet」が元になった言葉です。
では日本語の感覚と同じように「ダイエットをする」というように使える言葉なのでしょうか。
答えは「Yes」です。
英語でも「diet」は痩せるための試みを表す言葉です。
英語の「diet」は次のように使うことができます。
go on a diet (ダイエットする)
「ダイエットをする」という動作を表したい場合は「go on a diet」と表現しましょう。
「diet」は可算名詞ですから冠詞「a」を付ける必要があります。
I have to go on a diet.
ダイエットしなくちゃ。
be on a diet (ダイエット中)
すでにダイエットを始めていて「ダイエット中です」といいたい場合はbe動詞を使いましょう。
I'm on a diet.
私はダイエット中です。
体型に関する英語表現
最後に体型に関する英語表現をいくつか紹介しておきます。
日本語の会話にもよく登場するお馴染みの表現もあります。
すでに紹介した「fat(太った)」「thin(痩せた)」と合わせて覚えておきましょう。
body shape (体形)
太っている、痩せているという体つき、体形のことは「body shape」と表現します。
slender (すらっとした)
日本語でも痩せていてスタイルのいい人を「スレンダー」というように表現しますね。
「slender」は「ほっそりした」「すらっとした」という意味の形容詞です。
slim (ほっそりした)
「slim 」も同じく痩せている人に対して使われる形容詞です。
「華奢な」というニュアンスも含まれます。
skinny (がりがりの)
すごく痩せている人のことを「あの人はがりがりだ」というように表現することがありますが、「skinny」は日本語の「がりがり」に近いニュアンスの形容詞です。
「やせこけた」というように少し過剰に痩せている印象もあります。
thick (しっかりした)
「thick」は「thin」の対義語に近い言葉ですが、「太っている」という意味にはなりません。
厚みがあってしっかりした体つきを表します。
robust (がっちりした)
「たくましい」「がっちりした」という意味で体つきががっしりしている人に使われる形容詞です。
「荒々しい」という意味を含む場合もあります。
muscular (マッチョな)
筋肉が発達していてたくましい体つきを表します。
日本語でいうところの「マッチョな」という感覚に近いです。
ここで登場した「マッチョ」という単語ですが、これも英語の「macho」が語源の言葉です。
しかし、「macho」はみなさんが想像するような「筋骨隆々な人」という意味ではありません。
「macho」は体形というよりは内面や性格が「男らしい」という意味の言葉です。
まとめ
「痩せる」や「太る」をはじめとしたダイエットや体型に関する英会話表現を紹介しました。
「痩せる」という意味では「lose weight」が最も一般的です。
「太る」という意味では「get fat」「gain weight」「put on weight」がありますが、いずれもよく使われる表現です。
「weight」は「体重」という意味で使われている不可算名詞ですが、「my weight」「your weight」のように「誰の」という代名詞は通常使いません。
「ダイエット」という単語は英語でも体重を減らすための試み「diet」として同じような意味で使えます。
「go on a diet」とすると「ダイエットする」という意味になり、「be on a diet」とすると「ダイエット中」という意味になります。
そのほか「slender」「muscular」など体形に関する表現も覚えておくと役に立つでしょう。
ただし「macho(マッチョ)」は内面や性格が「男らしい」という意味なので「筋肉質」という意味では使いませんので注意しましょう。