英語「look forward to」の意味と使い方|英会話フレーズ集
2016/07/27
中学校で習う「~を楽しみにしている」という意味の「look forward to~」。
このフレーズはどんなシーンでも使える汎用性の高いフレーズですが、意味を理解していないと非常に間違えやすいので注意が必要です。
不定詞の「to」ではなく前置詞の「to」
よくある問題で例えて間違えてしまう理由から説明します。
例題:( )に入る適切なものを、次の4つから選びなさい。
I am look forward to ( ) you.
あなたに会えるのを楽しみにしています。
meet, meets, meeting, met
正解は「meeting」ですが、一番多い間違いは「meet」です。
その理由として、「~すること」という名詞的用法の不定詞「to + 動詞の原形」を使うと勘違いしてしまうからです。
確かに「これからのこと」を言うときには現在進行形の「-ing」ではなく「to 不定詞」を使うという規則がありますが、ここでの「to」は不定詞の「to」ではなく前置詞の「to」です。
そもそも「look」という単語は「見る」という意味ではなく「目を向ける、視線を向ける」という意味で、その視線を向ける先を前置詞や副詞で示します。
ですので、「look at~」や「look for~」といったような使い方をします。
それぞれの単語の意味を見てみると、
look 目を向ける、視線を向ける
forward 前方、先、将来
to ~へ
「look forward」だけで「先(将来)に目を向ける」という意味になっていますが、具体的に「どこに(どこへ)目を向ける」のかを前置詞の「to」で示します。
前置詞「to」の後ろには「名詞(動名詞)」
ここでの「to」は不定詞の「to」ではなく前置詞の「to」だということを踏まえたうえで、次のポイントです!
文法のルールとして前置詞「to」の後ろには「名詞」を置かなくてはいけません。
ですので、「to」の後ろに「動詞の原形」は置けませんが名詞の働きをする「動名詞」つまり「ing」を付ければ良いのです。
I look forward to the next lesson. 名詞(句)
次のレッスンが楽しみです。
I look forward to growing older. 動名詞
私は年をとるのが楽しみだ。
また良く疑問に思われている現在形「I look forward to~」と現在進行形「I’m looking forward to~」の違いですが、
- 現在形 「I look forward to」 → formal(形式的)
- 現在進行形 「I’m looking forward to」 → informal(形式的ではない)
このように使い分けられています。
まとめ
この表現のポイントは、
- 「look」という単語は「見る」という意味ではなく「目を向ける、視線を向ける」という意味
- このでの「to」は不定詞の「to」ではなく前置詞の「to」
- 前置詞「to」の後ろには「名詞(動名詞)」を置く
これらを覚えていれば間違えることもないと思います。
色んなシーンで使える表現ですので、しっかりと覚えておきましょう。