英語で「八つ当たり」は何ていう?イライラ・苛立ちに関連する英語表現集
イライラしているとついやってしまうのが八つ当たりです。
本当はそんなことしたくないですし、されたくないものですが、英語でこの「八つ当たり」はどのように表現するのでしょうか。
また会社や学校など、普段の生活の中で時には「あー、イライラするな。」と口にしてしまうものです。
あまり口には出したくない言葉ですがついつい言ってしまう「イライラする」という表現を英語ではどのように言うのか見てみましょう。
「八つ当たりする」の英語表現
「八つ当たりする」は英語では「take it out on ~」で表現します。
「take it out on ~」は、口語でもよく使われる表現です。
Don't take it out on me!
私に八つ当たりしないで!
誰かに八つ当たりをされた場合に上の表現をそのまま使えそうですね。
仮に、自分が八つ当たりをしてしまった場合は次のようになります。
I felt stress and took it out on my girlfriend.
ストレスがたまっていて彼女に八つ当たりしてしまった。
誰しも物事がうまくいかないときはイライラしていまうものです。
そんなときも人や物に八つ当たりせず冷静さを保つことが大切ですね。
「イライラする」苛立ちを表す英語表現
誰かに八つ当たりしてしまうというのも、それはそもそもイライラしているのが根本的な原因ではないでしょうか。
「イライラする」というフレーズは普段の生活の中で、特に親しい人同士の会話などでは比較的頻繁に使われるのではないでしょうか。
そのような「イライラする」という表現にも様々なものがあります。
「irritate」で表現する苛立ち
苛立ちを表す代表的な単語に「irritate」があります。
「irritate」はなかなか態度や行動を改めてくれないことに対してイライラしているしているときに使う表現です。
I was irritated by her selfishness.
彼女のわがままにイライラした。
Her selfishness irritate me.
彼女のわがままにイライラさせられた。
「irritate」は「イライラさせる」という意味の動詞で、苛立ちを表す英単語の中では最も「イライラ」という表現に近いのではないでしょうか。
受け身の形で表現すると「イライラさせられる」=「イライラする」という表現になります。
「frustrate」で表現する苛立ち
近年では日本語の会話でも「フラストレーションが溜まる」というような表現を耳にすることがありますね。
この「フラストレーション/frustration」は「挫折・失望・欲求不満」という意味の名詞でそれを変化させたものに「frustrate」という動詞があります。
「frustration」は失望や欲求不満を表す単語ですが、「frustrate」は「失望させる」という意味で物事がうまくいかなくてイライラするときによく使われます。
この「frustrate」の表現も「irritate」と同様に受動態、能動態共によく使われ、どちらもほぼ同じ意味になります。
彼は彼女の不満を聞いてがっかりした。
受動態
He was frustrated by her complaints.
能動態
Her complaints frustrated him.
「upset」で表現する苛立ち
「upset」は鬱憤がたまっていることによりイライラしていることを表す表現です。
「upset」にはイライラをさらに通り越したような「腹を立てている」「むしゃくしゃしている」という意味があります。
She was upset because we didn't invite him the party.
彼女は私たちが彼女をパーティー招待しなかったことで腹を立てている。
He was upset about not finding a job.
彼は仕事が見つからないことにむしゃくしゃしている。
「annoy」で表現する苛立ち
「苛立たせる」という意味の表現の1つに「annoy」があります。
「annoy」は他の表現と比べて「苛立たせる」という意味だけでなく「悩ませる」「不快にさせる」というニュアンスが強くなります。
不愉快なものに対して使用しますので、「心配や不安で落ち着かない」といったイライラを表現する際には適しません。
The noise of construction annoys me.
工事の騒音がうるさい。
「annoy」は次のように受動態で使用することも可能です。
どちらかと言えば能動態で使用されることが多いようです。
I am annoyed with the mosquitos.
私は蚊に悩ませれている。
「bother」で表現する苛立ち
「bother」も同じく苛立ちを表現する際に使える単語ですが、どちらかと言えば「煩わせる・面倒をかける」というニュアンスが強く表れます。
主に「手間を掛けさせる」という意味で使用されます。
I don't want to bother you.
君の邪魔はしたくないんだ。
Don't bother me with such a trifle.
つまらないことで煩わせないでくれ。
まとめ
今回は「take it out on ~」という「~に八つ当たりする」の表現を紹介しました。
さらに、それに関連して「苛立ち」や「イライラする」という表現を解説しました。
日本語で言う「イライラする」に最も近い表現として「irritate」があります。
「frustrate」も物事が上手くいかず失望したりイライラしているときに使われます。
イライラを通り越して怒り出しそうなときには「upset」を使うとよいでしょう。
また、特に不愉快なものに対しては「不快にさせる」という意味の「annoy」が使えます。
「苛立たせる」に近い表現で「煩わせる・面倒をかける」という意味の「bother」もあります。
できることなら苛立ちを感じることなく日々の生活を遅れたいもので、あまり使いたくない表現にではありますが、やはり日常会話の中でもよく耳にすする表現ですね。
状況によって「イライラする」という表現は変わってきます。
今回紹介した単語だけでも覚えておけば会話には困らないでしょう。
使う機会が多くないといいですね。