英語命令文の種類と使い方|5分で復習英文法
2016/08/04
英語は基本的に「主語+動詞+目的語や補語」の構成になりますが、主語がなくていきなり動詞から始まる文があります。これが命令文です。
命令するときは普通、目の前にいる人に直接するので命令文には主語がないのです。
また、命令文の場合は動詞の原形を使います。
肯定の命令文「~しなさい」
主語を省略して、動詞の原形が文頭にきます。
You eat vegetables. (あなたは野菜を食べる。)
Eat vegetables. (野菜を食べなさい。)
Open the door. (ドアを開けなさい。)
be動詞の分を命令文にするときは原形の「be」を使います。
You are quiet. (あなたは静かです。)
Be quiet. (静かにしなさい。)
Be careful. (気を付けなさい。)
Be a good boy. (良い少年でいなさい。)
否定の命令文「~するな、~してはいけません」
命令文の前に「Don't」をつけて「Don't+動詞の原形~」の形になります。
Don't swim in this lake.
この湖で泳ぐな。
Don't touch me.
私に触れるな。
また、be動詞の文でも否定の命令文にするときは「Don't」を使います。
Don't be noisy.
うるさくするな。
依頼の命令文「~してください」
否定文の文頭に「Please」をつけるか、文末に「,please」をつけて使います。
Please give me chocolate.
チョコレートをください。
Be quiet,please.
静かにしてください。
また、依頼を表す文にはほかにCan you~?、Will you~?、Could you~?、Would you~?などがあり、Pleaseより丁寧な表現になります。
Give me chocolate.
チョコレートよこせ。
Please give me chocolate.
チョコレートをください。
Will/Can you give me chocolate?
チョコレートくれない?
Would/Could you give me chocolate?
チョコレートいただけませんか?
Would/Could you please give me chocolate?
どうかチョコレートをいただけませんか?
勧誘の命令文「~しましょう」
文頭に「Let's」をつけて「Let's+動詞の原形」の形になります。
Let's play baseball.
野球をしましょう。
「Let's」の返し方は「Let's」を使います。
Yes, let's.
はい、しましょう。
No, let's not.
いいえ、やめましょう。
また、勧誘を表す文にはほかに「Shall we~?」もあり、Let'sよりも丁寧な表現になります。
説得の命令文「是非~してください」
こちらが望んでいることを相手がしてくれない状況で、相手を説得したいときに使います。
否定文の文頭に「Do」をつけて、「Do+動詞の原形~」になり強調した表現になります。
Do tell me about her.
彼女のことについて是非教えてくださ。
Do give me same juice.
どうかジュースをください。
強調する命令文にはほかにも色々な表現があります。
主語をつけて相手を名指しして感情的な表現になる。
You,don't touch me!
お前は触れるな!
「Never」をつけて「決して~するな」という強い表現になる。
Never run in this room.
決してこの部屋の中で走るな!
まとめ
命令文はあくまで命令文ですので、目上の人やフォーマルなシーンなどでは使わない方がいいです。
手に対して失礼にならないように命令するときは、命令文にこだわらず「Could you~?、Would you~?」を使うと良いと思います。