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英語の基本副詞「even」の使い方をマスター|5分で復習英文法

2017/01/06

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英語に触れたことのある方は「even」という単語を目にしたことがあると思います。
この「even」は日本語の会話の中でも「イーブンな関係」というような形で稀にに登場するので、英語にあまり関わったことの方でも聞いたことがあるかもしれません。

「even」は英会話の中では一般的によく使われる単語ですがいくつかの用法があるので使いこなすまでに難しく感じてしまう方も多いようです。
今回はこの「even」の使い方をマスターしてしまいましょう。

副詞としての「even」~でさえ、~ですら

日常的な会話で最もよく用いられるのはこの「~でさえ、~ですら」という意味の使い方です。
この「even」は何かを強調したいときに使います。

強調したいものはその都度変わってくるので、その対象によって文中の「even」の位置も変わってきます。
基本ルールとして、強調したいものの前に「even」を置くということを覚えておいてください。

例文を見てみましょう。

Even I know the news.
私ですらそのニュースは知ってるよ。

She didn't even open the letter from him.
彼女は彼からの手紙を開けさえもしなかった。

1つ目の例文では「あまりニュースは見ないけど、そのニュースはさすがに私でも知っているよ」と「私」を強調しています。

2つ目では、「開ける」という行為に注目させ、「彼からの手紙を読むどころか開けるということもしなかった」というニュアンスを読み取ることができます。

このように、ある単語の前に「even」を置くことで強調を示すことができます。

副詞としての「even」さらに、いっそう

「even」には比較しているものを強調する使い方もあります。

この用法の「even」は比較級の形容詞や副詞と共に使われることが多いのでそれが目印になります。

She plays the piano well, but she sings even better.
彼女のピアノは上手だが、歌う方がずっとうまい。

He works even more quickly than others.
彼はほかの人より仕事がずっと早い。

1つ目の例文ではピアノを弾くことと歌うことを比較して、歌う方が「うまい」ことを強調しています。

2つ目では、他の人より仕事がずっと「早い」ことを強調しています。

ここでも、先ほどと同じように強調したい語の前に「even」が置かれています。

形容詞としての「even」対等な、偶数の

「even」は副詞としてだけでなく、形容詞としても使われることがあります。
形容詞としての「even」には「釣り合いの取れた」というコアイメージがあり「互角の・同等の」や「平らな・平坦な」という意味があります。

カタカナ語で使われる「イーブン」はこの形容詞の意味で使われていることが分かりますね。

①he soccer game was even.
サッカーの試合は互角だった。

The score was even.
スコアは同点だった。

スポーツのスコアが一緒だった時に「even」が活躍します。

さらにもう1つ、「偶数」を英語で表すときにも「even」が使われます。

an even number:偶数

偶数、奇数という単語も知っておくといつか役に立つかもしれません。
ちなみに奇数は「odd number」や「uneven number」と言います。

「even number」と「uneven number」をセットにすると覚えやすいかもしれません。

「even though」と「even if」の違い

「even」という単語について調べると「even though」という表現に出会うかと思います。
そして「even though」とよくセットで出てくるのが「even if」という表現です。

「even though」と「even if」はどちらも「~だとしても」という似たような意味で使われるため、ほとんど違いがないと考えている学習者も多いようです。

しかし「even though」と「even if」には明確な違いがありますので状況によって使い分けができるようにしておきましょう。

even though:たとえ~でも

まずは例文を見てみましょう。

Even though you are my friend, I can't help you.
いくら友達とはいえ、手伝うことはできないよ。

「though」は「~だけれども、にもかかわらず」という意味です。
この「even」は「though」を強調しています。

そのため「even though」は事実に基づいていると言えます。

上記の例文ですと、頼みごとをしてきた人と発話している人が友達であるということは事実です。
しかし友達とはいえ、さすがにそのお願いは聞くことはできないということを伝えています。

even if:もし~だとしても

「even if」も意味を調べると日本語訳の上では「たとえ~だとしても」といったように「even though」と同じように書かれていることがあります。

ですので、「even though」との違いがわからず同じようなものだと覚えてしまうのも仕方がありません。

しかし、この「even」が何を強調しているのかを考えるとしっくりくるはずです。

この「even」は「if」にかかっています。
「if」は「もし~なら」という仮定を表します。

ということは「even if」はあくまでも仮の話で事実に基づいて話をしているわけではありません
つまり架空の話で、これが事実に基づいて話す「even though」との大きな違いです。

先程の例文も「even if」で置き換えてみると伝わるニュアンスが随分と変わります。

Even if you are my friend, I won't help you.
たとえ友達だったとしても、君の手伝いはしないよ。

先程とは状況が変わって、今度は2人は友達ではありません。
「もし友達だったら」という仮定で話をしています。

このように「even though」と「even if」の違いは言及している内容が事実なのか仮定なのかで使い分けることができます。
日本語から考えると少しややこしいかもしれんせんが、「even」が強調している単語に着目すれば2つの表現の使い分けはそれほど難しくはないのです。

まとめ

今回は「even」の使い方について解説しました。

「even」には副詞としての使い方と形容詞としての使い方があります。

副詞としての「even」は「~でさえ、~ですら」というように何かを強調する際に使われます。

また、比較する対象を強調して「さらに、いっそう」というニュアンスを表現することもできます。

形容詞としての「even」には「対等な、同等の」という意味の他に「偶数の」という意味もあります。

「even」を使った頻出の熟語「even though」と「even if」の違いと使い分けも覚えておきましょう。

「even though」は言及する内容が事実に基づいている一方で、「even if」事実ではない仮定の事柄について述べる表現です。

いくつかの用法を紹介しましたが、いずれの場合も「even」はその後に続く語句を強調する役割を持っています。
この点をしっかりと覚えておけば英文を解釈する上で迷うことはないはずです。

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