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英文法

可算名詞と不可算名詞をバッチリ見分ける!最も簡単な方法・見分け方

英語学習者のみなさんにとって「可算名詞」と「不可算名詞」の種類を覚えることは1つの大きな問題と言えるかもしれません。

経験済みの方も多いと思いますが英語においても名詞というのは無数に存在し現在も増え続けています。
しかも、可算名詞と不可算名詞の分類は一見すると無秩序に思えます

1つ1つの単語を、これは可算名詞、これは不可算名詞、というように暗記していかないいけないと考えるとぞっとしますね。

でも安心してください。
可算名詞と不可算名詞の分類にはある程度の法則、ルールが存在します

可算名詞と不可算名詞を分類するルールを覚えてこの問題を克服してしまいましょう。

可算名詞と不可算名詞とは?

ではまず、可算名詞と不可算名詞とはどんなものなのかということを復習しておきましょう。

可算名詞と不可算名詞を文字通り理解するなら、可算名詞は数をカウントすることができる名詞不可算名詞は数をカウントできない名詞ということになります。

しかし、この考え方は現実にはとても妥当とは言えず混乱の原因にもなっています。
数をカウントする、数えるということ自体が曖昧で、考え方によっては数えられる、または数えられないということもしばしばあります。

もちろん文法上は、「数が数えられるかどうか」というのが答えですが、現実的には次のように考えるとよいでしょう。

  • 可算名詞:単数形と複数形が存在する名詞
  • 不可算名詞:単数形と複数形がないので常に同じ形

各名詞について、数が数えられるかどうかを考えていると、少し意地悪なクイズに挑戦しているように感じることすらあります。
この際、数えられるかは問題とせず「単数形と複数形が存在するなら可算名詞」と割り切ってしまいましょう。

具体的な見分け方は後述しますが、可算名詞と不可算名詞の違いについてはこのように覚えてけば十分です。

可算名詞の複数形の作り方

可算名詞には単数形と複数形があると説明しました。

複数形の名詞は単数形の名詞を基本と考えて、その基本の単数形を変化させて作ります

多くの場合は単数形の名詞の語尾を変化さて作ることができます。
この変化にも一定のルールがありますが例外もありますので注意しましょう。

複数形を作る際の語尾の変化のルールは次のとおりです。
単数形の名詞の語尾がどのアルファベットになっているかで変化の仕方が変わっていますね。

単数形の語尾 変化のルール 変化の例
基本(下記以外の全て) 「s」を付加する 「animal」/「animals」(動物)
語尾が「s, sh, ch, x, o, z」 「es」を付加する 「focus」/「focuses」(焦点)
「tomato」/「tomatoes」(トマト)
語尾が「子音 + y」 「y」を「ies」に変更 「body」/「bodies」(体)
語尾が「f, fe」 「f, fe」を「ves」に変更 「wolf」/「wolves」(狼)

複数形を作る基本的な考え方として語尾が特殊なもの以外は全て末尾に「s」を付けるだけで複数形に変更することができます。
特殊な語尾の単語については上記の表の通り一定の法則で語尾を変更します。

また、このルールに当てはまらない例外的な変化をする単語もあります。

  • 「man」/「men」(男性)
  • 「child」/「children」(子供)
  • 「foot」/「feet」(足)
  • 「goose」/「geese」(ガチョウ)
  • 「cactus」/「cacti」(サボテン)
  • 「medium」/「media」(媒体)
  • 「crisis」/「crises」(危機)

不規則に変化する複数形の単語については実質暗記するしかないのが現状です。
しかし、日常的によく使うものとなると数は多くありませんから英語を使ううちに自然に身にいていくことでしょう。

可算名詞と不可算名詞はこう見分ける!

ネイティブではない人たちにとって、可算名詞と不可算名詞を見分けるというのは英語を使いこなす上で最も難しい問題の1つといっても過言ではありません。

ですから、みなさんが難しく感じているのも仕方のないことなのです。
この見分け方についてはこれまでたくさんの方に様々な方法で解説されてきました。

しかしながら、実は可算名詞と不可算名詞を見分ける完全な規則は英語には存在しないというのが結論なのです。

ただ一般的なルールや法則を覚えてしまえば、かなり名詞の分類がしやすくなるのも事実です。
ですからこの後に解説する見分け方の規則を覚えた上で例外があるということも受け入れる必要があります。

では具体的に名詞を見分けるための規則を解説していきましょう。
可算名詞と不可算名詞を見分ける最も有効な方法はこちらです。

ルール1:次の全てが当てはまれば可算名詞

  • 形状が具体的に一定の形に固定されている
  • 計測器を使わずそのまま数えられる
  • 見る人によって形状が変化しない

ルール2:「時」に表す名詞は可算名詞

この2つの規則を覚えておけばほとんどの単語はカバーできるので会話や日常生活に不自由することはありません

例えばルール1についてですが、「air(空気)」や「water(水)」というような気体や液体は形状が定まっていませんから、計測器なしには数を数えることはできません。
「計測器を使わずに数えられる」というのは言い換えると「リットル」や「グラム」など単位を用いなくても数えられるとも言えます。

ルール1に当てはまらない、つまり不可算名詞とされているものには次のようなものがあります。

  • 気体や液体:vapor(水蒸気), wine(ワイン)
  • 感情に関するもの:happiness(幸せ), terror(恐怖)
  • 物質や材質を表すもの:wood(木材), paper(紙)
  • 概念を表すもの:love(愛), beauty(美しさ)

これらはどれも、ルール1に当てはまらない不可算名詞です。

次にルール2ついてです。

形状が定まっておらずルール1に当てはまらない名詞の中にも特殊なものがあります。
それが「時」に関する名詞です。

時間や分を表す「hour」「minute」、や日を表す「day」週を表す「week」など様々なものがあります。
今挙げた名詞は全て可算名詞で「2 hours」「10 minutes」というように複数形が存在します。

時間や分、日というのは具体的な形がなく数えることはできませんが可算名詞として扱いますので覚えておきましょう。

もう1つ「時」に関する名詞に「time」がありますが、ここで難しい問題が関わってきます。

この「time」は「time and space(時間と空間)」というように概念上の時間を表している場合には既述のように不可算名詞として扱います。
しかし、「何回目」というような回数を表す場合には可算名詞となり「times」という複数形が使われます。

さらに「Times are hard.(今は不景気だ)」というように具体的な時間を表す際には可算名詞として扱われることがあります。

これは「time」だけでなく色々な不可算名詞で見られる現象でノンネイティブにとっては非常に難しく感じる部分です。
次章ではこの問題について解説します。

名詞は全て可算にも不可算にもなる!?

前章で紹介した2つのルールを覚えておけば日常的なやり取りは問題なくこなすことができるでしょう。

しかし、可算名詞と不可算名詞にはもう1つ大きな秘密があります。
その秘密の規則は各名詞ごとに可算名詞か不可算名詞かを分類するということ自体を無意味にしてしまう根本的なもので現時点では無視してしまってもいい考え方かもしれません。

それは次のような規則です。

名詞は全て可算名詞にも不可算名詞にもなる。

実はネイティブの人々は名詞の種類によって可算名詞か不可算名詞かを記憶して話しているわけではないのです。

どの名詞でも状況によって可算名詞にも不可算名詞にもなる可能性があり、ネイティブは話しているその瞬間に可算名詞と不可算名詞どちらにするのが適切かを判断しながら言葉を発しているのです。

分かりやすく例を出してみましょう。

「water(水)」という代表的な不可算名詞がありますね。
水は液体で「リットル」など体積の単位を使うか、ボトルやグラスなどに入れて「2 bottle of water」というようにしないと数えることができません。

この正真正銘の不可算名詞に思える水ですらネイティブにとっては可算名詞になることもあるのです。

例えば、「the waters of the Nile(ナイル川の水)」というようにどんな水なのかが決まっている場合、頭の中ではナイル川とそこを流れている水が具体的に想像されています。
このような場合は水であってもイメージが鮮明で具体性があるため可算名詞として扱われ複数形が使われることもあります。

「chicken」という単語も好例の1つでしょう。

「chicken」という単語は「ニワトリ」「鶏肉」というように複数の意味を持っています。
「ニワトリ」という意味で使うと可算名詞になり「鶏肉」という意味では不可算名詞になります。

これは話すときに「ニワトリ」の場合は具体的なニワトリの姿が想像されていて、「鶏肉」の場合は素材としての形状が定まっていない肉を想像しているからでしょう。

I have some chickens in my garden.
庭で数羽のニワトリを飼っている。

I want to have chicken for lunch.
昼食は鶏肉を食べたいな。

どちらも「have」の目的語として使われている「chicken」ですが、思い浮かべているものは異なっています。

まとめ

可算名詞と不可算名詞の見分け方について解説しました。

可算名詞と不可算名詞の違いについては「数が数えられるかどうか」と覚えると混乱する元です。

可算名詞は単数形と複数形が存在する名詞」「不可算名詞は単数形と複数形がないので常に同じ形」というように覚えましょう。

これらを見分けるためには次の2つのルールを覚えておきましょう。

ルール1:次の全てが当てはまれば可算名詞

  • 形状が具体的に一定の形に固定されている
  • 計測器を使わずそのまま数えられる
  • 見る人によって形状が変化しない

ルール2:「時」に表す名詞は可算名詞

しかしネイティブの人々は単語ごとに可算名詞か不可算名詞かを判断しているわけではありません
同じ単語でも話す内容によって可算名詞にも不可算名詞にもなります。

「water(水)」のような不可算名詞でも可算名詞として扱われることがあるということです。

ネイティブレベルで名詞を使いこなすためには話しながらイメージしているものに合わせて可算名詞と不可算名詞を上手に選択する必要があります。

可算名詞と不可算名詞の問題はとても難しく感じますが、ノンネイティブの人々は誰しも感じる難しさです。
基本ルールさえ分かっていれば日常会話に支障はありませんからくじけずに長い目で見て慣れていけば問題ありません。

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