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英語の助動詞「can・could」の使い方|ネイティブが持つイメージを掴もう

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日常的に非常によく使われる単語の1つに「can」「could」があります。
これらは「助動詞」と呼ばれる品詞のグループで文中でも重要な役割を担っています。

「could」は「can」の過去形であると言われることもありますが、実際の使われ方は少し違います

今回は英語を学習するなら必ずおさえておきたい頻出語「can」と「could」について解説します。

「can」の意味は"できる"だけじゃない!?

「We can change!」
このフレーズはみなさんも聞き覚えのある有名なセリフで、「私たちは変われる(変わることができる)」という意味ですね。

このように「can」の基本的なイメージは「できる」「可能である」といった能力的や物理的な可不可を表しています。

しかし「can = できる」と覚えてしまうと困る場面が多々あります
「can」は「できる」以外にもいくつか重要なニュアンスを持っているからです。
では次の例文を見てください。

1)Can I have a bite?

2)A minor accident can be fatal.

この2つの例文に使用されている「can」はどちらも「できる」と訳したのでは意味が通じないことが分かります。

1)の例文は疑問文で「have a bite」は「一口食べる」という意味ですが、自分が能力的に食べることが可能どうかを相手に尋ねるという状況は現実にはありえないと言えます。

ここでの「can」は、食べてもよいかどうかという「許可」の意味を表しています。ですから(1)の例文は「一口食べてもいい?」という意味になります。

2)の例文に登場する「can」はまた別のニュアンスを表します。

ここでの「can」は、「~しうる」という潜在的な可能性を表現しています。つまり例文の意味は「小さな事故が命取りになりうる」となります。

このように「can」には3つのコアイメージがありますのでしっかりと覚えておきましょう。

  • 能力的・物理的な可不可「できる」
  • 許可「してもよい」
  • 潜在的な可能性「しうる」

単なる過去形じゃない「could」の用法

次に「could」について解説していきます。

「could」は文法上「can」の過去形と位置づけられており、「can」と同じく能力的可不可、許可、潜在的な可能性の3つの用法があります。
しかし際の使われ方としては、過去形として使用されることもよくありますが、過去の出来事とは全く関係なく時制を無視して使用されることも頻繁にあります。

まず能力的可不可を表す場合は単純に「can」の過去形として機能します。

He couldn't answer the question.
彼は質問に答えることができなかった。

次に、人に何か頼み事をする際や許可を求めるときに使う「can you ~」「can I ~」を「could」で言い換えた形です。
このような文章では「can」を「could」に変換することで丁寧な印象が増し相手をより敬っているように感じられます。

しかし「can」を「could」に変えたとしても丁寧さの度合いに違いがあるだけで実際の内容は全く同じです。

ペンを貸してもらえませんか?

Can you lend me a pen?

Could you lend me a pen?(より丁寧な印象)

このように許可を表す「sould」は時制とは無関係に使用されます。

では潜在的な可能性を表す「could」についても見ていきましょう。

ここでも「can」を「could」に言い換えることができます。
しかし基本的な文章の内容は変化せず、過去の出来事になるわけではありません。

は何が変わるのかというと「可能性の確度」つまり「確かさの度合い」です。

It can be cold in Okinawa.
沖縄でも寒くなることはありえる。

It couldbe cold in Okinawa.
沖縄でも寒くなることがあるかもしれない。

このように「can」よりも「could」のほうが可能性が低く話者の自信のなさなどを表すことができます。

まとめ

「can」「could」には「~できる」という能力的可不可、「~してもよい」という許可、「~しうる」という潜在的な可能性の3つの用法があります。

「can = できる」と覚えると意味が理解できない場面が多くありますので注意しましょう。

「could」は文法上「can」の過去形という位置づけですが、時制に関係なく現在の出来事に対して使用されることも多々あります。

許可の用法では「can」を「could」に言い換えることで丁寧さが増し、潜在的な可能性の用法では「could」の方が「可能性の確度」が低く可能性の低さを表現できます。

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